一人暮らしの自炊と言えば、作り置きですね。
仕事で疲れて帰ってきた時はお皿に移せばすぐに食べられます。お弁当のおかずにする時も詰め直すだけなので朝の支度の時間に余裕ができます。
しかし、保存の方法などを誤ると、食中毒など重大な健康被害を引き起こします。今回は作り置きおかずを冷蔵する上での注意点をまとめました。
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冷蔵保存は基本的に2~3日
冷蔵で保存できる期間は長くても2~3日以内です。
それ以上保存する必要がある場合は、冷凍保存に切り替えましょう。
また、冷蔵庫の開け閉めの頻度やお使いの冷蔵庫の性能や温度、保存する場所によって、保存期間が短くなる場合があります。
冷蔵庫内でも奥に保存する
冷蔵庫でも奥の方にしまうようにしてください。
冷蔵庫のドア付近では、冷蔵庫の開け閉めを行う度に温度が他の場所よりも温度が高くなります。温度が高くなると、菌が増殖しやすくなります。作り置きの物は、温度の変化が少ない、冷蔵庫の奥に保存してください。
冷蔵保存する時に気をつけること4選
冷蔵保存する際に守ってもらいたいことがあります。
今回はその中でも特に重要な4つを紹介します。
加熱をすること
全ての食材にまんべんなく火が通るようにすることがポイントです。
加熱は食中毒対策の基本です。また加熱ムラがあると、加熱していない箇所に菌が発生し、食事全体に広がります。
さらに、食べる前にレンジで温め直すなど火を加えることによって、より安全に食べることができます。
水気を切ること
水気をしっかりと切ることがポイントです。
水分が多ければ多いほど、菌は発生しやすくなります。煮物を作る時は、できるだけ煮詰める時間を長くして、汁気を少なくすることも大切です。
塩もみや茹でた野菜を使う時など、水分を絞る必要があるときも、しっかりと絞ってから料理してください。水分が多いと、味も薄味に感じてしまいます。
食材の水気もですが、作り置きをいれておく容器に対する対策も忘れてはいけません。容器の取り扱いについてもまとめました。
しっかりと乾かす
洗った容器はしっかりと乾かします。洗うときも食材の残りがないように丁寧に洗ってくださいね。
時間がない時は、清潔なタオルやキッチンペーパーを使って、水分を必ず拭き取ってください。
容器についた水滴はその都度拭き取る
容器についた水滴は、キッチンペーパーなどを使って、その都度拭き取るようにしてください。
蓋はすぐに気づくことができますが、容器の側面についている水は見逃しがちです。側面についている水滴の方が、食材に触れやすいです。
冷ますこと
料理をした後は、必ず冷ましてから冷蔵庫に入れることがポイントです。
冷ます前に冷蔵庫に入れてしまうと
- 冷蔵庫内の温度があがり、他の食材を傷める
- 保存容器に水滴がつく
など、食中毒菌を発生させるリスクが大きいです。
早く冷ます方法として
- 網の上の大きめのバットで冷ます
- 容器の下に保冷剤を置く
- シンクに水をはり、鍋のまま流水で冷ます
があります。
清潔にすること
調理道具を清潔にすることがポイントです。
具体的な方法としては
- まな板や容器はアルコールで消毒を行う
- 取り分けは同じ箸やトングなどを使い回さない
- フリーザーパックは使い回さない
です。
作り置きにお勧めのメニュー
酢や醤油、砂糖などを使用した料理は作り置きにお勧めです。
ピクルス
酢には食材の酸性度を高める役割があります。
食中毒などの細菌は、酸性が強いところでは増殖しません。そのため、酢を使用しているピクルスは、菌の発生を抑えることができ、作り置きに適したメニューになります。
食材と空気が触れる面を少なくし、酸化による劣化を防ぐため、ピクルス液には食材をしっかりと浸かるようにします。
煮物
味が濃い料理は保存期間が長いです。
煮物は醤油や砂糖を使って、味が濃いめに作られています。できるだけ、煮詰めて水分を少なめにして置くのがポイントです。
水分が多い場合でも、食材が煮汁に浸かって、食材と空気が接する面が少なくなるため、痛みにくくなります。しかし、水分が多いということは、菌も繁殖しやすいです。保存容器を小分けにして、食べる時は温め直すなどの対応が必要です。
漬物
漬物は塩を多く使用しますので、作り置きには最適です。
塩を使って食材の水分を抜くことで、菌の繁殖を防ぎます。塩をふって出来てた水分はしっかりときってくださいね。せっかく食材の水分を抜いて菌の繁殖を予防しているのに、その他に余分は水分があっては、逆に菌の増殖を招いてしまいます。
まとめ
今回は作り置きを冷蔵保存する時に気をつけることをまとめました。
守ってほしいことは、水分をつけない、清潔にするです。
ちょっと面倒くさいなと思われることも多いかもしれません。しかし、せっかく作り置きを作るなら、安全なままで食べたいですよね。是非実践して、作り置きライフを楽しんでください。
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